2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

攻めと守りと

どうせ働くなら、今ある利益を確保しようとする仕事ではなく、新しい価値を作り上げていく仕事がしたい。環境政策や、Renewable Energyの推進を仕事にしたいと思うのは、それがひとつの理由だ。

どこまでいっても不確実性が残るものに対し、どちらの側に立つか、どちらに賭けるか。扱うのは未来のことだ。必ず不確実性はあり、現状維持の方がReliableに決まっている。そんなことは言うまでもないことだ。そして、リスク加味して費用対効果を冷静にとらえたうえで、意思決定を下さなければいけないことも、また言うまでもない。

それらの不確実性と現状維持の誘惑があったとしても、よりよい未来を達成しうるオプションがあるのなら、それを選び、行動すること。守るのではなく、攻めること。守る側も、変化の気運を機会ととらえ、攻めに転じること。

カリフォルニアは、企業も、政府も、そしてキャリアを持つ個人も、体を張ってそれを実行している。カリフォルニアは本当に面白いところだ。

攻める側、守る側、働く場合にはそれぞれ違った種類のしんどさとやりがいがあると思うけど、自分は攻める側で仕事をしたいなと、インターンをしながら再確認した。
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Commented by とむ at 2009-08-12 11:06 x
月並みなコメントですが、宇多田ヒカルの昔の曲に「リスクがあるからこそ信じることに意味があるのさ」という一節があったのを思い出しました。

あらゆる意思決定には不確実性が内包されているのは言うまでもなく、それ故「信念」もリーダーシップの一部分なんだと理解してます。公共政策の学問や実践は、ひょっとしたら「信念」を「確信」に近づけ、また周りの人間の理解を得るための基盤を形成していくものかもしれませんね。

特に環境政策の分野では現状維持にも許容困難なリスクが内包されている中、「信念」が無いとお互いにやってられないようにも見えます。現状では想定される最悪のシナリオよりも悪いペースで事態が進展しているみたいですし。

小泉政権あるいはオバマ政権を見ていると、変化を生み出すためには、攻めと守りを戦略的に・機動的に組み合わせていくかが極めて重要であり、一種の駆け引きの才覚も必要なんだな、と気づかされます。
Commented by knj79 at 2009-08-26 12:27
> とむさん
貴重なコメントどうもありがとうございます。まさにおっしゃるとおりだと思います。政策立案は政治的な、ダイナミックなプロセスであり、どんなにうまく作られた素晴らしい政策であっても、駆け引きの下手さで実現しないことはよくあるでしょう。

また、限られた情報で意思決定をしないといけないのはどの問題でもそうかもしれませんが、環境問題は科学が介在するだけに、なかなか難しい問題です。おっしゃるとおり、信念がないとやっていけない世界です。そしてその信念を持って周りを引っ張っていくリーダーシップが、他の分野以上に必要とされるのかもしれません。なるほど。
by knj79 | 2009-08-07 12:51 | キャリア | Trackback | Comments(2)