2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

再生可能エネルギー、フィードインタリフ、リバースオークション

経済学ゼミで執筆する論文の計画書&文献リストを月曜日にフリードマン先生に提出し、先ほど「Very good。今後修正もあるだろうが、この方向で進めるように」とのメールをいただいた。これでようやく本格的な調査に入れる。次は10月中旬に論文の進捗状況を発表し、ゼミのメンバーと先生から意見をもらう。

テーマは、インターンでの仕事の延長線上であり、APA(最終学期の修論)の題材にもつながるが、カリフォルニア州での再生可能エネルギー(RE)導入のための制度設計をする。RPS(現状)、ヨーロッパ型フィードインタリフ、そしてリバースオークションを活用したフィードインタリフが現時点での政策オプションだ。

論点としては、行政管理コストや取引コストも含めた経済効率性、イノベーションの促進(特に技術中立、技術狙い撃ち)、リバースオークションを使った情報の非対称性の解消とWindfall profitの防止、といったところ。

本来は他のテーマも考えたのだが、新たに制度設計をするには、現状の制度を深く理解している必要があり、そうするとインターンで扱ったこのテーマに落ち着いたという感じ。もう一つの個人指導(Independent Study)では、テーマは同じくしつつ、よりイノベーションの政策に特化した視点で論文を書くことになると思う。

日本で温室効果ガス25%削減(05年比30%削減)を達成するためには、国内削減分がどうなるにせよ、再生可能エネルギーの導入量は大幅に増加させないといけないだろう。カリフォルニア州の事例を題材に、市場メカニズムを使ってそのコストを最小化する手法を、理論的な絵空事ではなく、政治・行政的な実現可能性を含めて検討したい。
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by knj79 | 2009-09-27 14:01 | 環境政策