2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

UNICEFのVeneman事務局長の言葉

GSPPの開校当時の卒業生(MPP'71)である、VenemanさんとGSPPの在校生との懇談会が開催された。こういうセミナーはしょっちゅうあって、参加したあとはいつも何か書き残そうと思うのだが、思うだけである。これからは心に残った言葉だけでも書き残そうと思う。
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WikipediaのVenemanさんの紹介

カリフォルニア州では農務長官、連邦政府で農務次官、農務長官を歴任した後、ここ5年間はUNICEFのトップを勤めていらっしゃる。貫禄のある、鉄の女性という印象であった。

ハイチの現状や開発一般についての話ももちろん面白かったのだが、キャリアについて2つ印象深いことをおっしゃった。

1.自分がこのようなキャリアを歩むとはまったく予想していなかった。機会が現れたら、それが考えたこともなかったものでも、つかんでみることが大事だ。それが若い人に一番いいたいこと。キャリアは計画して作っていくものではない。

2.開発の世界には、プロジェクトを作れる人はたくさんいるのだが、政策を作れる人はほとんどいない。開発の世界では、外部からプロジェクトを持ち込んで一回きりで終わらせることなんてできない。援助をする国の政府を説得して一緒に仕事をすることが、持続的な効果を生む。GSPPで政府の仕事を理解し、政策を作る能力を身に着けたことは、開発の世界でも必ず生きる。



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Commented by baya at 2010-03-04 13:03 x
昨夏のインターンの経験と照らしてみて、2.のポイントには非常に納得。(1.も激しく納得だけど、あんまり言うと、ちょっとね…。笑) 国内で「政策作り」の経験を積んだ人が、キャリアの途中から開発の世界に入っていく径路が、どこの国にも、あんまりないからね。各開発機関の幹部クラスには、各国の役人が収まってたりするんだろうけど、現場ポストとなるとなかなか。 ときに「腹芸」を使って物事を進めていけるような、そういう推進力のある人が少ない気がします。もちろん、また違った意味でのエネルギーや情熱を持った人が多い業界であることは間違いないんですけどね。
Commented by knj79 at 2010-03-05 10:56
>bayaさん
コメントありがとうございます。1.はさておき(笑)、2は学生全員で若干驚きながら聞いていました。政府>開発というキャリアパスがあまりないんですね。納得。
by knj79 | 2010-03-04 10:46 | 公共政策大学院(GSPP) | Trackback | Comments(2)