UNICEFのVeneman事務局長の言葉
2010年 03月 04日
WikipediaのVenemanさんの紹介
カリフォルニア州では農務長官、連邦政府で農務次官、農務長官を歴任した後、ここ5年間はUNICEFのトップを勤めていらっしゃる。貫禄のある、鉄の女性という印象であった。
ハイチの現状や開発一般についての話ももちろん面白かったのだが、キャリアについて2つ印象深いことをおっしゃった。
1.自分がこのようなキャリアを歩むとはまったく予想していなかった。機会が現れたら、それが考えたこともなかったものでも、つかんでみることが大事だ。それが若い人に一番いいたいこと。キャリアは計画して作っていくものではない。
2.開発の世界には、プロジェクトを作れる人はたくさんいるのだが、政策を作れる人はほとんどいない。開発の世界では、外部からプロジェクトを持ち込んで一回きりで終わらせることなんてできない。援助をする国の政府を説得して一緒に仕事をすることが、持続的な効果を生む。GSPPで政府の仕事を理解し、政策を作る能力を身に着けたことは、開発の世界でも必ず生きる。