2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

政策をどうフレーミングするか

アメリカのシンクタンクの政策提言(ポリシーペーパー)を読んでいて思うのは、内容や手法というより、そのフレーミング(枠組みの設定方法)のうまさだ。日本人的感覚からすると、書き方がうまいだけじゃないというかもしれないけど、政策提言は社会科学の論文ではないのだから、政策決定者の心に届くように、そして行動を促すように書かれていることが一番重要だと思う。

(GSPPのEight-fold pathでいえば、8番目のステップ"Tell your story"だ。このStoryの作り方がうまい。)

アメリカでは気候変動政策を、新しい産業・雇用創出政策として位置づけ、プレゼンテーションしていることが多い。これは実は今に始まった話ではなく、1990年代には研究者によって提案され、2000年代の初頭から政府の文書(特に州政府の文書)に書き込まれてきた。

厳密に、科学的にそれはいえないんじゃないかという内容もあるけれど、文章、グラフ、数字の使い方にはうならされてしまうことしきりだ。この辺はまねしたいな。
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by knj79 | 2010-03-09 06:59 | 環境政策