2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

何を目標とするのか、それをどうやって達成するのか

政策を作るときのプロセスを、論文の整理がてらまとめてみる。

何を目標とするのか、と、それをどうやって達成するのか。

これらはそれぞれリンクしているけど、一緒くたにして考えてもいけない。

1. 何を目標とするのか

何を目指すのかは、自明ではないし、簡単にわかることではない。

通常、いくつかの選択肢があって、それらを比較して選ぶことが、目標を決めるということに等しい。ではどうやって決めるのかというと、

・ 評価基準(criteria)を設定する

ことから始まる。ここを適当にやってしまうと、なぜAという選択肢を選ぶのかが分からない。

政策を作るときに一般的に用いられる評価基準は、経済効率(コスト)、負担・受益の平等さ、正義・公平、政治的な実現可能性、行政での実施可能性などがある。

次に、

・ 選択肢を複数の基準によって評価する

イメージとしては、選択肢を横に、評価基準を縦にとってマトリックス(表)にすること。それぞれの評価基準で○、×、△をつける感じになる。モデルを組んで定量的な評価ができる場合には、いくつかの軸にプロットをすることもできる。

・ トレードオフを見る

どれか一つの選択肢がすべての評価基準について優れていれば、それは文句なしに目指すべきゴールになる。でも、そういうケースはまれだ。どの評価軸でも全然だめな選択肢を排除した上で、2,3の選択肢について詳細に検討することになる。

・ 決める

決める、というのは、それぞれの評価基準に重み付けをするということ。

以上のプロセスが、目標を決める、ということになる。政策立案の上では、ここまでが前半。


2. それをどうやって達成するのか

は、また今度。


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by knj79 | 2010-04-14 10:12 | 環境政策