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2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

大統領選とうちの大学院

今朝起きたら、福田総理の辞任のニュースが目に飛び込んできました。
永田町、霞が関周辺は大変な騒ぎになっていることと思います。

さて、日本では総裁選が9月中に行われるという報道もありますが、
アメリカでも民主党がオバマ氏を、共和党がマケイン氏を
大統領候補に指名(共和党は正確にはまだですが)。
11月の選挙に向けて、いよいよ、といった空気が流れています。

UCバークレーはリベラル中のリベラルとして有名です。
ということで、民主党寄りの学生が多いように思います。
僕の所属するGSPP(公共政策大学院)にも、僕の知る限り、少なくとも
2人はオバマ氏のアドバイザーをしていて、大忙しなんだそうです。

一人は、僕のアカデミックアドバイザーのDaniel Kammen。
オバマ氏のSenior Environmental Advisorを務める、
エネルギーと開発、エネルギーとイノベーションを専門とする教授。
今学期に受講する"Energy and Society"は大人気の授業で、
教室は立ち見続出で満員。初日から地べたに座り込んで講義を聞きました。

もう一人は、クリントン政権の労働長官を務めたRobert Reich。
「ロバートライシュ労働長官」といわれて、あああの人かと気づきました。
この方はオバマ氏のEconomic Advisorを務める労働問題の大家。
講義中に、「あ、オバマから電話がかかってきた。ちょっとまって。
バラック、今授業してるからあとで電話するよ。」
みたいな小ボケをいれる面白い方であります。
"Leadership and Social Change"というコア授業を受け持っています。
話し方がまさにカリスマというかんじで、誰もが引き込まれるのです。

さて、GSPP生の目下の心配事としては、オバマが勝つとこれらの先生方が
ホワイトハウスのスタッフや政府の長官となってDCにいってしまうということ。
いわゆる「リボルビングドア」というやつですね。
彼らにひかれて入学した我々としては、そんな!
という気持ちもありますが、教授の力量と忙しさはトレードオフですものね。


by knj79 | 2008-09-02 02:44 | アメリカ大統領選2008