2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

日本の政治報道

日本では臨時国会が始まっているわけですが、1929年の大恐慌以来といわれる金融危機のただなかにあって、日米の政治報道の違いにがっくり来てしまいます。

無理を承知でデフォルメすると
日本: 政局(誰と誰がどうした、どういった)
米国: 政策(こういうシナリオをとると経済、国民生活にこういう影響を与える)

政局、普通の人は全く興味ないと思うんですけど、なんでこういう報道が放置されているのか、誰かご存知でしたら教えてください。

※ この重要な時期に、総裁選から解散まで、政局報道に終始する新聞にがっくりきてしまったのです。感情的なエントリですみません。
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Commented by blue-ink at 2008-10-11 14:17 x
こんにちは。いつも熱い文章に刺激を受けてます。

なんでも国民性のせいにするのは安易ですが、日本人って総じて人間の情に焦点を当てた報道が好きなのではないかと思います。裁判所の法律的な議論をほとんど紹介せず、「被害者の苦労話」を中心に構成される裁判の報道と同じものを感じます。あと、政治を公共のゲームとして楽しむという感覚もあまり持っていない。ゲームに参加しているならどうやって勝つかということに関心が向くけれど、自分にはたいして影響ない世界の話だからゴシップとして聞き流しているのではないかと。それぐらい利害の対立が鮮明にならない平和な国なのでしょうが、社会科学を学ぶ身としてはなんだか空しくなりますよね。
Commented by とむ at 2008-10-12 02:15 x
新聞記者の話を聞いていると、読者がわかりやすい記事、読んでいて情景が浮かぶ記事、自分の足で稼いだ記事というものが評価されているようで、政策自体を書いた記事は具体的な情報を盛り込んでも、論説委員が書く論説の粋を出ず、そもそもそういう記事を書くという発想が記者には無いかもしれません。記事の自前主義みたいなのと組み合わさると、そういう記事は手薄になってしまうのも仕方ないのかな、と思います。

FT紙と日本経済新聞の記事を読み比べてしまうと、日本のクオリティペーパーでもこの程度か、と思わざるを得なかったりします。日経の経済教室みたいなページがもう少し増えて、ここの記事ごとのターゲットやトピックスの仕分けみたいなものが出来るようになるとだいぶ印象が変わると思うんですけどねぇ。
Commented by knj79 at 2008-10-12 03:01
> blue-inkさん
こちらこそ、いつも楽しみにブログ拝見しています。
日本の報道って、おっしゃるとおり、人間ドラマにしてしまう傾向が強いですよね。その理由は、自分への影響が小さいから、ということですか。なるほど。

>とむさん
記者の評価基準と自前主義の組み合わせという説、非常によくわかります。新聞に読者が求めるものが伝わっていないのか、一般の読者層は今の新聞の報道に満足しているのか、どちらなんでしょうね。
by knj79 | 2008-10-10 08:29 | その他 | Trackback | Comments(3)