2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

カリフォルニア州選出議員、両院の気候変動関連委員長を抑える

先日、こんな投稿をしましたが、
アメリカ議会の潮目は変わるか?

ミシガン州選出のDingell氏を破り、ついにカリフォルニア州選出のWaxman氏が下院エネルギー商業委員会の委員長に選出されました。これは歴史的なことといっていいんじゃないでしょうか。
時間がたって忘れないうちに簡単にご紹介。

Waxman win boosts state's clout in Congress

マニアックな話になってしまうのですが、このミシガン州のDingell議員というのは、相当な大物議員でして(記事でも"legendary"と書かれていますね)、環境関連法案も積極的に提案するなどの功績もありつつ、ミシガン選出であることから自動車業界を保護してアメリカの自動車産業が嫌がる燃費規制の改正をことごとくつぶしてきたという論評もあります。

アメリカの議会は「委員会中心主義」と呼ばれ、実質的な法案審議は本会議でなく委員会で行われます。なかでも委員長の権限は大きく、かつSeniority Ruleで長年委員長を務めてきたデトロイト寄り(というか守護神的)のDingell氏から、環境派でカリフォルニア選出のWaxman氏に委員長の職が移ることのインパクトは非常に大きいと言えるでしょう。

また、上院の環境公共事業委員会の委員長はカリフォルニア州選出のBoxer議員。カリフォルニアはこれまでワシントンに環境規制の強化を拒まれ続けてきた経緯があるだけに、オバマ氏の大統領選出、上院・下院の民主党過半数奪取に加え、この委員長選挙を追い風に、州レベル&連邦レベルでの環境政策の強化に取り組む体制が出来上がったといえそうです。

うーん、おもしろくなってきました。
[PR]
トラックバックURL : http://mppryugaku.exblog.jp/tb/8990545
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by baya at 2008-12-02 05:49 x
記事に書かれてるとおり、まさに"a new high-water mark for California's power in the Congress"って感じやね。Housenのspeakerは、"arguably the second-most powerful job in Washington "って書かれてたけど、そうなの?確かに、Senateのspeakerの名前よりPelosiさんの名前の方が圧倒的によく聞くけどね(キャラの問題?) ちなみに、今回の党内選挙って、改選前の議員でやったのかなぁ?? ってのは、改選後って、民主党議員は増えるけど、その中のblue-dogさんたちの割合は増えるわけやん?そのへんが、民主党の環境政策にどう影響すんのかなぁと思って。 
Commented by knj79 at 2008-12-03 05:55
カリフォルニアは州政府も含めて盛り上がっているようです。
やはりキャラというより下院議長の方が実質的に権限が集中するようにできてます。説明すると長くなるので省きますが、上院の議長(President)は副大統領ですが、実質の議事進行は当選回数の若い議員が担当するなど、上院の顔って見えにくいですよね。
今回の選挙は改選前の議員です。Blue-dogが増えると財政出動が抑えられるとは思いますが、Revenueが増える政策(排出権取引+オークションとか)や規制の実施には反対しないのではないでしょうか?
by knj79 | 2008-11-29 16:31 | 環境政策 | Trackback | Comments(2)