2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

日本版グリーンニューディール構想始まる

アメリカ、韓国などのグリーンニューディールの活発な動きを見ていて複雑な思いもあったのですが、日本政府も日本版グリーンニューディール構想を3月にとりまとめる様子。

アメリカの場合も、ここ1年で突然出てきた考えではなく、たとえば2004年ごろからこういった研究(Putting Renewables to Work: How Many Jobs Can the Clean Energy Industry Generate?)を行ったことを端緒に、2007年の連邦議会の公聴会でKammen教授らが証言し、大学、シンクタンク、NGO、ジャーナリスト、企業、そしてオバマ大統領が温めてきたプランなわけです。各界の一流どころが5年間かけて作ったプランですから、それは骨太にもなるでしょう。
アメリカの大きなうねりを目の当たりにして、この国のアカデミアの層の厚さ、異分野の協働のダイナミズムには学ぶところが大きいと思います。

それを考えると、あと1ヶ月ちょっとと非常に限られた時間で、政府内での調整も考えると時間的な制約は非常に大きいと思いますが、雇用問題、経営、経済学、そして環境分野の日本の力を結集して、ぜひ実効性のある骨太なものにしてほしい。
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Commented by baya at 2009-02-04 09:20 x
アメリカでも最終的な政策決定の場面で、実際のところ、どのくらい「政策」が尊重されているのか、興味深いとこではありますが、少なくとも、表だっては「政策」で議論をしているところは、まだまともですよね。(イスラエルが絡むお話以外は。) 日本にははっきり言ってそれだけの土壌がないので(あったのかもしれないけど、とっくの昔にどっか行っちゃった)、ほぼゼロから作っていかないといけない状況だと思います。なんでこうも違うんですかね?理由は一つだけではない気がする。
Commented by knj79 at 2009-02-05 14:17
前のエントリとちょっとかぶっちゃいますが、利害調整の場と政策立案の場は、対立した力関係を持って独立させるべきなんだと思います。
アメリカは民主主義の後発国だけに、政策立案(アイデア)の場を大統領府に、利害調整の場を連邦議会にわけて、それらの力関係が均衡するようにしていますよね。
日本では、政府内部も含めてすべて利害調整の場になってしまった(霞が関も含む)のではないかというのが僕の仮説ですが、他にもいろいろ理由はありそうですね。
Commented by baya at 2009-02-06 07:49 x
そうねー。理由はたぶんいろいろあるんだけど、問題はどこから変えていくか、だよな。こないだのブログに書いたとおり、最近、「日本には原理的に二大政党制は根付かないんじゃないか」という疑念がわいてきてるので、どうやってこの問を解いたらいいのか、五里霧中です。。。
Commented by knj79 at 2009-02-06 10:30
大きな問ですからね・・・。ブログでの解説、楽しみにしてます。
Commented by CoMomoty at 2009-02-23 13:04 x
こんにちは。
日本版グリーン・ニュー・ディールの構想について、環境省がインターネット上で国民から意見やアイデアを募集していたので、私もアイデアを送ってみました。今月中には、そのアイデアの発表も兼ねた記事をgreenzという環境情報サイトで発表します。記事がアップされたらまたご連絡しますので、読んでいただけると嬉しいです。
Commented by knj79 at 2009-02-24 18:24
> CoMomotyさん
ご連絡どうもありがとうございます!温暖化に関して、カリフォルニア州政府では当たり前のように雇用創出を目標に入れているので、日本もそんな風にしていきたいですね。greenzに掲載されるのを楽しみにしています!
Commented at 2009-07-20 22:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by knj79 at 2009-08-09 01:08
>CoMomotyさん

Greenzの記事、拝読しました。こうして、本ブログのように堅くなく(笑)、わかりやすい文章でグリーンニューディールについて書かれるのはすごくいいですね。勉強になります。

これからも記事読ませてもらいます。留学生活、あと1年楽しみたいと思います。
by knj79 | 2009-02-03 16:23 | 環境政策 | Trackback | Comments(8)