2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

効果的なフィードインタリフ(固定価格買い取り制度)とは

前回のエントリでも示したが、現在世界的に用いられるFITの定義は以下の通り。

太陽光パネルなど、再生可能エネルギーによる発電機器を導入した者が、電力会社と

① 契約時に決定する固定価格で、

② 発電した全量を電力会社が買い取ること

を定めた長期契約を結ぶ制度。

(注)①に関しては、MPR(Market Price Reference)からのプレミアムを固定するオランダ方式もありうる。

特に2005年以降のドイツとスペインでの太陽光発電の爆発的な増加により、注目を集めたFeed-in Tariff(固定価格買い取り制度。以下FIT)。

これまで再生可能エネルギーの導入をRPSを用いて進めてきたアメリカは、ヨーロッパで進むFITの導入を冷やかな眼で見ていた(といってもFITの元祖はやはりアメリカで、1970年代末に導入したPURPAである)。

しかし、ヨーロッパでの驚異的な成功を背にした政治的な後押しは、電力政策を所管するアメリカの州政府にFITの導入を検討しないことを許さないように見える(※)。カリフォルニアでFITが初めて導入されたのを皮切りに、州レベルではバーモント州、メイン州で導入されたほか、自治体レベルでもフロリダ州のGainesvile、ミシガン州やウィスコンシン州での電力会社レベルの取り組みも広がっている。このほか、今年の州議会では12州でFIT導入のための法案が提出され、審議が進んでいる。

(※)アメリカでは電力政策は州政府が所管し、新規に連邦法を制定しない限り連邦政府は口を出すことができない。

成功した、とされるヨーロッパのFITの買い取り価格の特徴は次の二点。

1.Technology specific, scale specific
2.Cost based

(続く)
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by knj79 | 2009-06-10 16:45 | 環境政策 | Trackback | Comments(0)