2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

制度を正しく理解するには

環境・エネルギー業界は規制産業なので、法制度の変化に大きな影響を受ける。そしてこの分野は全米的にはもちろん、カリフォルニアでは特に動きが激しく、法制度もダイナミックに変化していく。企業は、議会や規制当局、そして政治プロセスにかかわる様々なアクターの動きを注視して経営戦略を立てる必要がある。

そんな中でインターンをしているので、制度を正確に理解することが絶対に必要だ。州政府と連邦政府の管轄(Jurisdiction)、新制度(政策)導入の合法性、あとここには書けないかなり複雑かつ細かなことまで理解しないと政策分析なんてできない。再生可能エネルギーのことはエネルギーに関する制度のごく一部でしかないから、その土台となる全体の制度について幅広く、そして必要な限りにおいて細部まで理解しようと努めている。

一般論として、一見して複雑怪奇に見える制度を正しく理解するこつがある(たとえば、日本人にとって、州政府と連邦政府の関係はなかなかに理解が難しい)。それは、制度設立当初からの歴史を順を追ってたどっていくこと、そして制度設計の裏にある思想-アメリカでは、多くの場合競争原理の導入-をおさえることである。

回り道にも見える方法だが、これが一番制度の狙いをクリアに理解することができる。

制度設計はうまくいくときもあればいかないときもある。歴史を学ぶなかで、カリフォルニアのすごいところは、失敗するリスクを負っても(そして実際失敗も結構するのだが)、よりよい制度を求め続けることだと思った。

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もう一枚会社の前のマーケットストリート。きれいな通りだ。
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Commented by baya at 2009-06-24 03:15 x
まったく同感です。新しいことをするためにも、歴史をきちんと押さえることはほんと大事だよね。一見、遠回りのようだけど、絶対にそれが一番近道。インターン、お互い中盤ですが、最後までがんばりましょう。夏の終わり頃に、西海岸、お邪魔するかも。(こんなところで言うなって?)
Commented by knj79 at 2009-06-24 16:35
あと半分、がんばりましょう!
では、詳細はまたメールで。
by knj79 | 2009-06-23 16:55 | 環境政策 | Trackback | Comments(2)