2008年7月から2年間、カリフォルニア大学バークレー校 公共政策大学院に留学しています。まとまりのないひとりごとです。


by knj79

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JUNBA2009のご案内

本日、LBLのA様に教えていただきました。ベイエリアに事務所を置く日本の大学が年明けに環境をテーマにしたイベントを行うようです。日本に最近進出した電気自動車ベンチャーのTesla Motorsなど、クリーンテック系のベンチャー企業も参加するみたいなので、ご興味のある方はどうぞ。カリフォルニア大学(バークレー含む)やLBLも参加するみたいですね。


JUNBA 2009 Next Step to Greener World
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by knj79 | 2008-12-19 10:57 | 環境政策 | Trackback | Comments(0)
今学期、大学院の授業やキャリア関係のイベントですごく忙しかったのですが、そんな中でも環境・エネルギー関係の講演やミーティングには時間を縫って参加しました。その中でも特に、エネルギーに関するバークレー・スタンフォードの日本人研究者の皆さんと知り合い、お話をうかがうことができたのは、今後の政策について考える上で非常に大きな収穫でした。

こういった各分野の一流の研究者の方々に時間をとっていただき、組織の立場からはなれて一個人として率直に意見を交わすことができるのも、また留学中でしか得られないことの一つでしょう。多くのエネルギー研究者の皆さんが来年日本に帰ってしまうのが非常にさみしいですが、ここでの議論とネットワークをこれからも大切にし、それぞれが日本の環境・エネルギー政策に生かしていければいいですね。日本に戻っても情報交換しましょう。

皆さん、素晴らしい研究者の方々ですので、僕みたいな半分素人のひねくれた質問にもいやな顔一つすることなく回答してくださいます。いつも「なんと贅沢な」と思いながら、つねづね疑問に思っていることをどんどんぶつけてしまいます。電力、エネルギー、環境経済学、政策など様々な分野の専門家がそろっているので、いろいろな角度から一つの問題を見ることができるのもこれまた贅沢です。
といっても、勉強させていただいているばかりではよくないので、実際に政策を立案、実施する立場からの声をお伝えしていければと思っています。

バークレーには、エネルギー省のローレンスバークレー研究所(LBL)、農業資源経済学部(ARE)、エネルギー資源グループ(ERG)、環境科学政策管理学部(ESPM、名前ながっ!)など環境・エネルギー分野でアメリカのトップを行く分野がそろっています。
そのほか、うちの公共政策大学院(GSPP)に加え、ビジネススクール(Haas)、ロースクールにも数多くの環境・エネルギー関連の授業が開講しています。
授業、セミナー、講演会なども選ぶのに迷うほど毎日のように開催されていて、僕もこの1学期で時間のある時は毎日のように出席していました。
そしてなにより、そこで研究する人たちとの出会いこそが一番大切ですね。

エネルギー・環境を研究・勉強される方には、バークレーは自信を持ってお勧めすることができます。僕もこのコミュニティに、微力ながら貢献できるようがんばっていきたいです。
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by knj79 | 2008-12-19 08:12 | UCバークレー | Trackback | Comments(2)
今日、オバマ次期大統領が環境関係閣僚4名を指名しました。

閣僚を指名する際には、指名する人たちに囲まれて、オバマ次期大統領が、問題の位置づけや一人一人の指名の意義を詳細に説明します。(この制度、いいですよね。政策のどこに重点を置くかがわかるし。日本でもやらないかな。)以下でその指名文の全文を読むことができます。

The energy and environment team

いよいよ、ですね。また説明は追って。

期末試験が終わって、少し頭がぼーっとしています・・・。
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by knj79 | 2008-12-16 15:25 | 環境政策 | Trackback | Comments(2)
ようやく一つ期末試験が終わったので一息ついて、記事をご紹介。

"Green Dream Team"

と呼ばれる、オバマ政権の環境担当チームの陣容がうまくまとめられた記事です。

Obama's 'green dream team' is warmly received

昨日お伝えしたChu先生を除き、全員がEPAのベテランたちです。

この中でやはりChu先生は異質な感じがしますが、このことは何を意味しているのでしょうか。ノーベル賞受賞者がアメリカ政府の高官になる初めての例なのに、科学技術や教育の担当大臣ではなく、エネルギー省の長官なのです。

これは、アメリカはエネルギー問題を技術のイノベーションで解決するのだ、というオバマ次期大統領の意思表明なのだと思います。

それは裏を返せば、(環境を専門とするものとしては言いにくいことではありますが)よく非難されるアメリカンライフスタイルの見直し「ではなく」という意思表示、とも言えます。

再生可能エネルギー、次世代自動車、バッテリー、スマートグリッド。どれも、科学技術面で何重ものブレイクスルーが求められるものばかり。Chu先生には、エネルギー問題への解決のために、世界トップのアメリカの科学技術力を陣頭指揮することが求められているのでしょう。

なお、アメリカにおけるエネルギー関係のR&D関係予算は、官民ともにオイルショック後ここ30年間減少し続けています(日本はこの30年間で大幅増)。落ち込んだアメリカのエネルギー関係のR&Dをこのチームがどう盛り返せるか、注目していきたいです。
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by knj79 | 2008-12-13 14:10 | 環境政策 | Trackback | Comments(4)
Senate Abandons Auto Bailout Bid

やはり共和党には飲めない話だったか・・・。

政治学の授業や大統領選、そして金融危機の報道である意味感心(あるいは感嘆さえ)してしまうのは、共和党がその自由市場の原則をかたくなに守ろうとすること。日本だと、「政治的に持たない」という理由の方が原則よりも優先することが通例だけれど、この国は違うのだ、と痛感してしまいます。

明日は経済学の期末試験だけど、あまりに衝撃的なニュースで思わず書き込んでしまいました。

これからの動きを注視したい。
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by knj79 | 2008-12-12 14:59 | 環境政策 | Trackback | Comments(2)
今日で秋学期のすべての授業が終わり、残り3つの期末試験を残すのみになりました。風邪をひいたりなんだか大変でしたが、あと少しだけがんばります。

さて、来年1月から始まるオバマ政権のポストが異例の速さで決まりつつあります。

僕の学ぶUCバークレーからも、公共政策大学院からの2名(ライシュ前労働長官、カメン教授)など多くが政権移行チームに参加している様子。

すでに、経済学部のRomer教授がCouncil of Economic Advisors(CEA)議長に選出されています。また、ロースクールのEdley学長も政権移行チームの中心人物。

さらに、以下の記事のとおり、UCバークレーが運営するローレンスバークレー研究所(通商LBL。エネルギー省所管)のChu教授がエネルギー省長官になるという記事がでました。このChu先生、ノーベル物理学賞を受賞したばりばりの科学者。UCバークレーの物理学部の教授でもあります。

Obama Team Set on Environment

じつは先月、バークレー&スタンフォードの日本人エネルギー研究者でLBLを訪問させていただいたばかり。ノーベル賞科学者を多数輩出し、かつアメリカのエネルギー政策に大きな影響を与えるLBLについて、ファイナル終わったらちゃんと書きたいと思います。

8年ぶりの民主党政権ということもあって、リベラルのバークレーからは政権入りを噂される先生が多いですね。さすがバークレー、と誇らしくもある反面、こんなに中心の先生を取られちゃって大学として大丈夫なの?という不安も、学生としては強いのです。公共政策大学院の2人はバークレーに残ってくれるといいなあ・・・。
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by knj79 | 2008-12-11 15:51 | 環境政策 | Trackback | Comments(2)
Obama, Congress craft green-economy jobs plan

NY Times配信の記事。オバマ次期大統領は、1月か2月にグリーンジョブプランを公開するようです。

世界的な不況に突入する中で、経済学者が何を言おうとどの国も雇用対策・財政出動は政治的に避けられないんだから、このアメリカの動きは他国にも参考になるはずだ。
日本の緊急雇用・経済対策には将来への投資としての視点はあるだろうか。

グリーンジョブ・グリーンニューディールの記事は見つけたら全部手元においているんですが、どんどんたまる一方。またレポートとテストが落ち着いたら解説できるといいなあ。
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by knj79 | 2008-12-05 08:01 | 環境政策 | Trackback | Comments(0)
大学院生はこの時期本当に大変なんだなと実感しております。

さて、宿題をやりながら調べ物をして、パソコンの前に座って「お~!!!」と感動することしきり。インターネット×情報公開のインパクトって本当にすごいなと感じています。実はなんだって調べられてしまうのではないか?と感じてしまうほど、なんだってインターネット上で公開されているのです。

このサイト(CARMA)も、衝撃的でした。素晴らしい。
いろいろ使えそう&遊べそうです。世界中の発電所の容量やCO2排出量がわかっちゃいます。当然ソートもできます。データセットもダウンロードできます。加工し放題です。

そして、グーグルマップと連動しているから、発電所の航空写真も見れます。これ、かなり面白い。

ということでご紹介します。

Carbon Monitoring for Action (CARMA)

政策分野におけるITのインパクトって日本ではまだ過小評価されてると思うんだけど、それは情報公開に対する姿勢の違いかなあ。
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by knj79 | 2008-12-05 04:44 | 環境政策 | Trackback | Comments(6)

ゲームのルール

当り前のことなんだけど、忘れてしまうこともあるので書いておく。
一般論。

何かをしようとするとき、その効果的なやり方を見つけてしまえば、ことは7割くらい終わったと思っていい。何をするにも(本当にありとあらゆることについて)、適切なやり方というのはある。当然、一人ひとりその「やり方」は違う。でも、自分に合ったやり方を一度見つけたらそれを変えずに洗練させていく方がいい。「型」と呼んでもいいかもしれない。

また、その一段階前に、そもそも自分が具体的に何をすればいいのか分からない時(一般的にはこれが普通)には、自分が参加しているゲームのルールを見抜くことがまず必要。ゲームのルールが把握できれば、ことは半分くらい終わったと思っていい。そこから自分は何をすればいいかに落とし込む。

ここから得られる教訓は何か?

・ 自分がどういうゲームに参加しているのかを常に意識し、そのゲームのルールを見つけようとすること

・ 物事をする時にはしかるべき「やりかた」というものがあることを認識し、そのやりかたを見つけようとする意識を持って物事に取り組むこと

以上二つがまず基本。こういう意識がないと前に進めない。これができていれば現実的には7割くらい終わっている。そして、

・ ルールとやりかたを見抜いてしまえば、あとは単なるゲームとしてできるだけ淡々とそれらの仮説に繰り返し修正をかけていく。無意識にできるようになるまで定着させていくこと。
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by knj79 | 2008-12-02 20:56 | キャリア | Trackback | Comments(0)