MITといえば
2008年 02月 24日
ふと思い出した。
高校2年生の頃、進路希望の紙を書かされたことがあった。
いつもは東大と書いていたのだが、そのとき読んでいた利根川進さん
(MIT教授。ノーベル生理学・医学賞)の本に影響されて、
第一志望校: マサチューセッツ工科大学
と書いてみた。
田舎の高校生にとっては、その本で描かれていた、世界のトップ大学で
行われる研究や人材育成に、あこがれたわけだ。
今となっては日本の高校生がアメリカの大学に直接
入学することもぼちぼちあるみたいなので、
(灘や開成とか。そういう進学を紹介する本もあるくらいだ)
先生方も理解できる選択肢ではあるだろうけど、
当時はそんな概念、なかったし、田舎の公立高校の先生は、
そんなことをかかれても、ぽかんとするばかりだっただろう。
僕の記憶によれば、進路希望の面談でも、その希望はきれい無視され、
現実的な国内の大学についてしか話題にでなかったと思う。
そう考えると、僕は10年来の願いを実現しうる立場に立っているわけだ。
田舎の公立高校の学生であった17歳の僕は、今の僕を想像できない。
すいぶん遠くにきたものだ。
まだ若いんですが、感慨深いものがありました。