ついに雨が降りました!
2008年 09月 21日
日本を出国以来見ていなかった雨。全く雨がないというのもいやなものです。スタンフォードでは雲すら見ない日々が続きましたが(最近はどうなんでしょうね?)、バークレーでは、朝夕には雲を見ることができました。
そして、ようやくここ数日は昼間にも雲が見られるようになり、雨にいたったわけです。ぱちぱち。
さて、こんなに雨が降らなくてこの土地は大丈夫なのかというのが、来て以来の僕の不安です。青々とした芝生が広がっているのは、コロラドなど遠方からはるばる運んできた水を使っているから。
この前、うちの大学院の博士の学生と話したとき、このことが話題になって、「結構な電力使ってるんだろうね?」と聞いたところ、なんと
「うん。カリフォルニアの使用電力の20%を使っているっていう研究もあるよ」
とのこと。それ、なんかの計算間違いじゃない?といったのですが、LAやサンディエゴのあたりはそもそも砂漠なんだよ。人が住む所じゃないと反論されました。
そのあとちょっと自分で調べてみたら、ほんとにそういうレポートがありました。
California’s water infrastructure uses a tremendous amount of energy to collect, move, and treat water; dispose of wastewater; and power the large pumps that move water throughout the state. California consumers also use energy to heat, cool, and pressurize the water they use in their homes and businesses. Together these water related energy uses annually account for roughly 20 percent of the state’s electricity consumption, one-third of non-power plant natural gas consumption, and
about 88 million gallons of diesel fuel consumption.
California in the 2005 Integrated Energy Policy Report (IEPR)
20%ってとてつもない数字ですね。エネルギー問題と水問題がここまで直結している地域ってあまりないと思います。不意を突かれた感じですが、カリフォルニアの水問題にももっと気を使っていきたいと思います。