GMが破産した日
2009年 06月 02日
もうアメリカに自動車会社なんていらないんだよという声がまず多かった。別にアメリカ製の自動車に乗りたいわけではないしね、と。実際、バークレーやサンフランシスコ界隈では7割くらいが日本車だ(ただしアメリカ製の)。一方、エンジニアや年配の方からは、GMが世界のトップを行っていた時期を知っているので思い入れが強く、なんでこんなことになってしまったのかと嘆く声もあった。ただ、彼らに共通した意見は、GMが立ち直ることはないだろうというもの。無駄なことに我々の税金をつぎこんで・・・と一同溜息。
自動車会社の話となって、日本の話がでないわけもない。バッシングでもされるかと思ってひやひやしたが、デミングが60年前に日本にいって品質を向上させたという話から始まり、いや、製造業に向いた国民性だよとか、ハイブリッドはやはりすごいとか、そういう話で落ち着いてほっとした。もう、20年前のジャパンバッシングのようなことはないんだろう。もうアメリカはだめかもわからんね、という意見に対し、次のスーパーパワーはGreat Mandarinだよという声。みんなうんうんうなづく。彼らの眼は中国に向いたということか。